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各スマホとパソコンのOS別の標準フォントを調べてみました。
スマートフォンの中でも、Androidは少しやっかいです。Android4.0以降に搭載されている標準フォントは、英数字はRoboto、日本語はモトヤフォントです。どちらもゴシック系のフォントです。
2017年7月現在のiOSでは、ヒラギノ明朝が標準フォントとして採用されています。ゴシック指定した際には、ヒラギノ角ゴシックが表示されます。
Windows10では、標準のシステムフォントには、Yu Gothic UIが使用されています。
Mac OS X 10.11では、英数字にSan Francisco、日本語にヒラギノ角ゴが採用されています。
基本的には、全OSを対象としたいのですが、現在のサイトアクセスはスマートフォンが70~80%を占めています。パソコンからのアクセスではWindowsが90%近くを占めています。ここでは、Mac OSを除外して、スマートフォンとWindowsのみに集中したいと思います。
Inkscapeで作成したメイリオ、Sans-serif、Arial、Yu Gothic UIの各フォントのサンプル画像です。IMGタグでSVG画像を表示しています。
SVG画像のハイパーリンク挿入方法はこちらの記事をご覧ください。
↑フォントと緑の背景部分も含めて、ハイパーリンクを設定したもの。↓オブジェクトをパス化したもの。OBJECTタグでSVG画像を表示しています。
ブラウザで表示を確認すると、iOSとAndroidではブラウザに関係なく表示されています。PCでは、Chrome系とFirefoxでは問題なく表示されますが、Internet ExplorerやEdgeではフォントが表示されません。
左側がIEやEdgeでの表示結果。オブジェクトをパス化していない場合は、IEでは表示されません。
スマートフォンで表示を見てみると、ArialかSans-serifはフォントが背景の緑の部分に収まっているので、設定しても問題なさそうです。
iOSとAndroidのみ対象にする場合は、ArialとSans-serifフォントが現状では一番適しているようです。
ただし、PCからのアクセスを考えると、IEとEdgeは今でもある程度のシェアがあるブラウザなのでSVG画像にハイパーリンクを含めたりする場合は、オブジェクトをパス化する処理が必須となります。
SVG画像をIMGタグで使う場合には、上でサンプルに使用した4種類のフォントのどれを使っても問題なさそうです。